兵庫県立広域防災センター

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兵庫県立広域防災センター

兵庫県では、阪神・淡路大震災を教訓に、救援物資や救助資機材等の備蓄機能、災害時における県内外からの救援物資の集積・配送機能及び応急活動要員の駐屯・宿営機能を備えた広域防災拠点を県内6箇所に整備しました。

兵庫県立広域防災センターは、隣接する県立三木総合防災公園とともに「三木全県広域防災拠点」を形成し、広域防災拠点ネットワークの中核として、全県域をカバーする総合的な機能とともに、東播磨地域、神戸地域及び阪神北地域の広域防災拠点の機能の両方を併せ持った施設として設置されました。

三木全県広域防災拠点は、南海トラフ巨大地震などの大規模広域災害発生時において、県内ならびに関西圏域の府県・政令市の広域防災拠点と連携し、緊急物資の円滑な供給を行うとともに、消防・警察・自衛隊などの災害活動要員の活動拠点となります。災害時には県内外の広域防災拠点と各市町の地域防災拠点やコミュニティ防災拠点が連携し、迅速かつ効果的な応急対策が実施されます。

平常時においては、消防学校として消防職員等の育成や、県民対象の防災体験型学習等を実施しています。

機  能Function

 兵庫県立広域防災センターは、災害時において全県域をカバーする広域防災拠点として機能するほか、平常時においては、地域の防災力を高めるための人材育成を行っています。
災害時 全県域をカバーする広域防災拠点
 災害時に全県域をカバーする広域防災拠点として、隣接する三木総合防災公園と一体となって、消防・警察・自衛隊等各部隊の進出・活動拠点及び救援物資の供給拠点になります。 三木総合防災公園内の陸上競技場では、被災地で必要となる救助のための資機材や食料、毛布、仮設トイレなどを備蓄し、その管理を行っています。
平常時 災害対応能力の向上を目指した防災人材の育成
 地域の防災力を高めるため、一般の人を対象とした体験型の学習や訓練を行うほか、消防学校において消防職員や消防団員を育成しています。
県民への防災研修(防災体験学習)
 県民一人ひとりが自分たちの街は自分たちで守るという防災意識を高めるために、県民を対象とした体験型の学習や訓練を実施しています。

主な防災体験型学習メニュー

起震車による地震体験、煙避難体験、消火器取扱体験、備蓄倉庫見学等

防災体験学習の内容・お申込みはこちら

自主防災組織等のリーダー育成(ひょうご防災リーダー講座)
 地域防災の要となる自主防災組織等のリーダーなどを育成することを目的に、防災知識に関する座学、災害対応図上演習や地域防災訓練への参加などで構成された「ひょうご防災リーダー講座」を開催しています。

ひょうご防災リーダー講座詳細・お申込み

消防職員・消防団員の育成(消防学校)
 高度かつ専門的な教育訓練施設・設備を備えた消防学校において、複雑・多様化する災害に対応できる消防職員や消防団員を育成しています。

消防学校についてはこちら

災害応急活動要員の対応能力向上
 県内外の消防、警察、自衛隊、災害派遣医療チーム(DMAT)をはじめ、海外での大規模災害発生時に被災地に派遣される国際緊急援助隊救助チームなどが、ガレキ救助訓練施設や防災ヘリポート等を活用し各種訓練を実施しています。
※研修宿泊施設の利用
 多様な防災人材の育成拠点としての機能拡充を図るため、研修宿泊施設を整備しました。防災研修、防災体験学習、訓練等と併せて、宿泊施設をご利用ください。

概要パンフレットはこちら

施  設Facility

組  織Organization

 兵庫県立広域防災センターは、大規模災害発生時における広域防災拠点としての機能が十分に発揮できるよう、平常時(図1)と災害時(図2)の組織体制を分けています。
平常時(図1)
災害時(図2)

沿  革History

※県立広域防災センター関連は赤色文字、県立三木総合防災公園関連は緑色文字で表示。
 
平成7年7月阪神・淡路震災復興計画(フェニックス計画)の象徴的プロジェクトとして、被災地外から被災地への人員や物資搬送等救援・復旧の前線基地となる広域防災拠点の整備が位置づけられる。
平成8年2月 県立三木総合防災公園都市計画決定
3月県立三木総合防災公園事業着手
県立防災センター(仮称)基本構想策定
平成11年3月総合防災センターゾーン基本設計策定
平成14年12月県立広域防災センター建築工事着手
平成16年4月県立広域防災センター開設。同センター内に消防学校を神戸市北区から移転し内部組織とする
10月ひょうご防災リーダー講座を開設
平成17年4月県立広域防災センターと県立三木総合防災公園とを一元的に管理運営する組織として広域防災センターを設置。
内部組織として総務部、消防学校、防災公園管理部を置く。
8月県立三木総合防災公園一部開園
野球場オープン
9月防災ヘリポート(非公共ヘリポート)供用開始
実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)供用開始〈(独)防災科学技術研究所所管〉
陸上競技場オープン
10月消防学校救急救命士養成課程開設
球技場(みきぼうパークひょうご)オープン
平成18年3月中央芝生広場オープン
平成19年5月ガレキ救助訓練施設供用開始
11月屋内テニス場(ブルボンビーンズドーム)オープン
平成21年5月グラウンドゴルフ場、林間広場オープン
平成22年5月県立三木総合防災公園全面開園。 自然・体験の森オープン
8月屋外テニス場オープン
平成26年5月ガレキ救助訓練施設(第2期)供用開始
11月震災20年・開設10年広域防災センター実戦デモ開催
平成27年11月三木総合防災公園10周年記念事業開催
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