兵庫県では、阪神・淡路大震災を教訓に、救援物資や救助資機材等の備蓄機能、災害時における県内外からの救援物資の集積・配送機能及び応急活動要員の駐屯・宿営機能を備えた広域防災拠点を県内6箇所に整備しました。
兵庫県立広域防災センターは、隣接する県立三木総合防災公園とともに「三木全県広域防災拠点」を形成し、広域防災拠点ネットワークの中核として、全県域をカバーする総合的な機能とともに、東播磨地域、神戸地域及び阪神北地域の広域防災拠点の機能の両方を併せ持った施設として設置されました。
三木全県広域防災拠点は、南海トラフ巨大地震などの大規模広域災害発生時において、県内ならびに関西圏域の府県・政令市の広域防災拠点と連携し、緊急物資の円滑な供給を行うとともに、消防・警察・自衛隊などの災害活動要員の活動拠点となります。災害時には県内外の広域防災拠点と各市町の地域防災拠点やコミュニティ防災拠点が連携し、迅速かつ効果的な応急対策が実施されます。
平常時においては、消防学校として消防職員等の育成や、県民対象の防災体験型学習等を実施しています。
機 能Function
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施 設Facility
組 織Organization
沿 革History
平成7年7月 | 阪神・淡路震災復興計画(フェニックス計画)の象徴的プロジェクトとして、被災地外から被災地への人員や物資搬送等救援・復旧の前線基地となる広域防災拠点の整備が位置づけられる。 |
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平成8年2月 | 県立三木総合防災公園都市計画決定 |
3月 | 県立三木総合防災公園事業着手 |
県立防災センター(仮称)基本構想策定 | |
平成11年3月 | 総合防災センターゾーン基本設計策定 |
平成14年12月 | 県立広域防災センター建築工事着手 |
平成16年4月 | 県立広域防災センター開設。同センター内に消防学校を神戸市北区から移転し内部組織とする |
10月 | ひょうご防災リーダー講座を開設 |
平成17年4月 | 県立広域防災センターと県立三木総合防災公園とを一元的に管理運営する組織として広域防災センターを設置。 |
内部組織として総務部、消防学校、防災公園管理部を置く。 | |
8月 | 県立三木総合防災公園一部開園 |
野球場オープン | |
9月 | 防災ヘリポート(非公共ヘリポート)供用開始 |
実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)供用開始〈(独)防災科学技術研究所所管〉 | |
陸上競技場オープン | |
10月 | 消防学校救急救命士養成課程開設 |
球技場(みきぼうパークひょうご)オープン | |
平成18年3月 | 中央芝生広場オープン |
平成19年5月 | ガレキ救助訓練施設供用開始 |
11月 | 屋内テニス場(ブルボンビーンズドーム)オープン |
平成21年5月 | グラウンドゴルフ場、林間広場オープン |
平成22年5月 | 県立三木総合防災公園全面開園。 自然・体験の森オープン |
8月 | 屋外テニス場オープン |
平成26年5月 | ガレキ救助訓練施設(第2期)供用開始 |
11月 | 震災20年・開設10年広域防災センター実戦デモ開催 |
平成27年11月 | 三木総合防災公園10周年記念事業開催 |